コンブの腸を若返らせる効果
コンブ水には前述の通り、腸を若返らせる効果があることがわけっています。コンブには無機栄養素であるミネラルやビタミン、食物繊維などの成分が含まれているのが特徴ですが、中でも優れた薬効を持つ成分がコンブの食物繊維なのです。
このコンブの食物繊維には、水に溶ける性質である水溶性のものと不溶性のものがあるのですが、水溶性のアルギン酸とフコイダンという食物繊維には重要な特徴があるのです。それはアルギン酸とフコイダンは、コンブなどの掲色の海藻類特有のヌルヌルとした表面をつくる成分であることで、この物理的な効果によって、腸の蠕動運動を活発にして便通を改善したり、腸の粘膜を保護したりもするのですが、やはり腸に対しては若返らせる働きが注目されています。
一般的に腸には、善玉菌と悪玉菌という主に2種類の腸内細菌が住んでいて、悪玉菌は病気や老化を招くとされています。従ってこれを阻止するために善玉菌の方を増やさなくてはいけないわけですが、これを増やす作用がアルギン酸とフコイダンにはあるわけです。
腸の中で善玉菌が優勢になると、それに反比例して悪玉菌は減少し、腸の働きが本来の活発さを取り戻し、免疫カも高められるのです。水溶性の食物繊維ですからコンブ水が有効なことは一目瞭然でもあるのです。